今日5月27日は親父の命日。
昨日は親父の17回忌で家族で高野山に。
兄のお寺で兄のお師匠様と兄が、
二人で上げてくださるお経に合わせてリズムを取る中1の息子を見て、
無言で頭をバシッと叩くと、
僕を見る息子が何とも言えない満足そうな笑顔をしていた。
息子は息子なりに会ったことのないお爺ちゃんを思い、
慣れない正座をして手を合わせているんだなーと勝手に親として思っていた。
自然と僕もちょっと笑みがこぼれたりする。
時の流れを感じながら、親父がいなくなってからの出来事を振り返ってみた。
親父がいないはずのこの世なのに、
事あるごとに色んな事を教えて貰っていたような気がする。
親父と親交のあった方々、そして兄や僕の友人達がいつも親父の事を今なお思い出し、
事あるごとに仏壇に手を合わせに来てくれる。
毎年の命日には、親父がどう生きて来たかをさらに見せて貰えるいい日となっている。
関わる全ての人達に同じ愛情を注ぎ、
「うちに来る子達はみんなお前らと一緒や」と言って、
幼い頃から僕ら兄弟がいない時でも、
僕らの友人達と遊び、飲み、語っていた親父を思い出す。
またその親父と共に連れ添って生きた母には感謝してもしきれない。
正直、僕は両親にはとんでもなく迷惑をかけた息子だし、
今も母には心配をさせているのだと思う。
そして妻にもとんでもなく心配をさせ、
僕とこの先を生きて行く上での覚悟をさせて僕を支えて貰っている。
娘が生まれる10日ほど前に他界した親父。
生まれて来る孫をどんなに思っていたかを、
娘に伝えてもその気持ちはまだまだ娘にも分からないだろうし、
正直、僕にもどれ程会いたかったかは分からない。
娘もお爺ちゃんに会うことなく育ち高1になった。
お爺ちゃんがどんなに君に会いたかったことか。。。
君の名前は入院中のベッドにいるお爺ちゃんとパパが考えて付けた名前。
「親父、孫娘は可愛く、しっかりとクールに育ってくれているよ」
僕の愛すべき家族。
僕は娘が生まれて1ヶ月後にあの世に行きかけたが、
現代医療、お医者様のおかげは間違いないが、
神様なのか仏様のおかげなのか五体が満足に動き、
とにかくこの世で今も生きている。
僕がこの世に何を生きた証として残したのかは死んでからしか分からないが、
子供達に何かを残すための時間を頂けた事に感謝するのみ。
親父が役員を勤めていた会社を辞めて、
僕の起業したブレインウェーブで共に仕事をしてくれたからこそ僕は東京に出れたし、
今のブレインウェーブの基礎を作れた。
親父に報告すべきことが沢山あり過ぎだが、
いつか親父と話すあの世への土産話もいくつか取っておこうと思う。
ブレインウェーブは親父と僕の子供であり、
同志であり友であり家族。
そのブレインウェーブが大人になり巣立って行く感覚。
支えれくれている、そして支えたくれた全ての方々に感謝。
そんな親父の17回忌。
親父と共に,
Passion lives here.