BWも第10期を迎え、
ネットでの開発も10年ともなれば社内にスタンダードな開発手法や規約があっても良いと思うのですが、
これがなかなか出来ませんでした。
そこで2006年になりBWは自社の開発環境を大きく見直すことにしました。
当然、以前から効率的なウェブ開発を目指しSWQCという社内での活動もしていました。
SWQCとはソフトウェアクオリティーコントロールというもので、
高品質のシステムを作るための社内ルールを作るというものでした。
この活動にも時間は費やしてはいましたが、
目に見える結果は得れませんでした。
また思い切った投資をするまで詰めきれたものでもありませんでした。
システム会社としては社内の開発環境に投資をするのは当然であり、
高品質でメンテナンスし易いシステムを納品するのは至上命題でもあります。
BWもその使命を果たすために、
様々な開発手法やツールを使いましたが、
結局納得の得られるものはありませんでした。
BWが求めたウェブ開発手法はプログラマとデザイナの激論の末に、
実践の中から生まれました。
それが「OPTIMA」でした。
詳しくは「OPTIMA」のオフィシャルサイトで開発秘話などを、
開発に携わっているメンバーがブログでアップすると思いますので、
僕からのお話しはこれぐらいにしておきます。
「OPTIMA」は今まで実現できなかったプログラマとデザイナの完全分業を実現し得る、
我々が求めた開発手法です。
社内的には「OPTIMA」という開発手法に価格をつけての販売も考えましたが、
社内プロジェクトだけでなく、
複数企業でのプロジェクトでの開発効率や品質の確保ということを考えると、
より多くの同業の方々に利用して頂き、
色んな意見を頂くべきであろうという結論に至り、
無償提供となりました。
少なくともBWとパートナー間ではやっとウェブ開発のルールが確立されました。
BWでは「OPTIMA」を利用してより効率的に高品質のシステムを開発できるようにするために、
現在、PHPの統合開発環境の商品化を進めています。
「OPTIMA」は開発手法であり、
開発ツールなどはどのようなものを利用して頂いても、
問題なく開発ができますが、
もしBWが開発した統合開発環境がみなさんにとって有益であれば、
ご利用頂ければと思います。
と言ってもリリースはもう少し先になりますが・・・。
販売価格を抑えるためにも、
OPTIMA開発メンバーにはがんばって貰わなければと少々プレッシャーを掛けたりしておきます。
なおオフィシャルサイトのオープン前に、
「OPTIMA」の評価にご協力を頂いたみなさんにこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
「OPTIMA」がみなさんのウェブ開発の一助となればと思います。