2006年4月5日水曜日

階段

雨が多いですよね、最近。
でも僕は春の雨ってなんか好きなんです。
ただ雨でも花粉には敏感に反応してしまうんですが・・・。

4月に入り、
いよいよ第10期がスタートしました。
時間の流れが速いと感じながら過去を振り返ってみると、
結構いろんな事をしてきたなーと直近のことでさえ、
遠い昔の話のような気がします。
しみじみ・・・。

大阪から東京、一時は韓国や中国へとその活動範囲を広げて行ったのですが、
「急がば回れ」という言葉の意味を身をもって体験させて頂きました。
会社が成長していくには、
一気に階段を上りきらなければならない時もあると思いますが、
やはり踊り場が必要です。
上るのはいいけど、踊り場がないと落ちる時も一気に下まで落ちてしまうんですよね。
これってかなり痛すぎますから。
一歩一歩上るだけでなく、常に万一のことも考えておかないと駄目なんですよね。
チキンハート万歳です。

過去を見ると遠くに感じるのですが、
未来を見ると近くに感じるのは気のせいなのか、
それとも年のせいなのか人生での時間の価値は変わるような、
そんな錯覚(?)に陥ってしまいそうです。
長い人生と感じるか短い人生と感じるかは、
人それぞれですが、
自分の気持ち一つで限られた時間の中で、
どう生きるかが決まります。
なかなか体験できないような経験をしてみるのも、
遥か先で人生を振り返った時に、
「だから今の自分があるんです」と自分に言えるのではないだろうか。
少なくとも今の僕がそう自分に言えるように。

4月3日の新年度式で創業当時の話をした。
前日は色んな思いがあり、正直眠ることができなかった。

創業当時、大阪の堺筋本町に初めて事務所を構えた。
僕は一人で会社を立ち上げた。
全てを自分で考え、全ての責任を自分が負う。
1日中、誰とも喋らない時さえあった。
本当に一人で会社を立ち上げたんだという期待と不安の中にいたあの頃。
心が時々折れそうになることがあった。
一人とはこんなにもつらいものなのか・・・。
勤めていた会社のありがたみを思い知らされた。
友人や同僚達と一緒に会社を立ち上げている経営者の話を聞くと、
羨ましいというよりも、嫉ましく感じることさえあった。
弱い自分に腹が立った。

自分を励ます方法を探した。
そして決めた。
最寄駅の地下鉄の改札から地上に出るまでの階段。
「誰よりもこの階段を早く上りきるんだ」。
毎日、それこそ休日であろうがお盆であろうが、
年末であろうが年始であろうが、
ひたすら駆け上がった。
どうすれば一番で上れるかを考えた。
変な奴だったはずだ。
電車の乗車位置なども固定化され、
堺筋本町駅に着くなり、
ブッチギリで階段を上れるようになった。
でも既に上っている人がいるときはどうしようもないことだと分かりつつも、
一番で上れなかった時は悔しい気持ちになった。
先行優位・・・くそっ!。

人と人の隙間をすり抜けながら毎日駆け上がった。
一番で上れば誰よりも早く仕事ができる。
誰よりも多くの時間を使える。
自分に言い聞かせた。
目に見える結果が欲しかったのだ。

創業10年は僕にとって一つの大きな節目として目標においていた。
第10期の新年度式には多くのスタッフを前に、
これからのBWのことを話した。
そして僕はスタッフに感謝の言葉を伝えたかった。
まだまだBWはこれからだけど、
10年の階段を上った朝、
僕の目の前には明らかに目に見える結果があったから。