2005年4月20日水曜日

回想録3:そして誰もいなくなった・・・その先にあるもの

まさか全員抜けていくとは・・・。
有限会社の時から一緒に会社作りをしてくれていたスタッフ達だっただけに、
精神的にキツカッタ・・・。
その時のメンバー構成は何故か全員女性だったのだが、
新しく入れたスタッフも2週間ほどで辞めると言い出すし、
知人に声もかけてみたけれど、
社内の状況を説明するとやっぱり断られるという状況だった。
その時のBWは社内管理どころか、
出勤時間もめちゃくちゃになっていた。
原因は会社の方向性や内部規定を決めれていないことから、
個人のモラルやモチベーションに依存する部分が多く、
徐々に会社に対する不満が蓄積されていったのだと思う。
僕なりにコミュニケーションをとっていたのだが、
全く足りていなかったのだ。
それでも仕事を中断してクライアントにご迷惑をかける訳にはいかないので、
必死で人材集めに奔走した。
結局、スタッフとして残ったのは契約社員としてWebデザインを担当してくれていた
女性スタッフの1名だけだった。

僕としてはスタッフが辞めるというのは、
当然これまでにも経験をしていたのだが、
この事態が起こるまで、自分の失敗に気づいていなかった。
組織作りをしたことのない僕はこの時まで、
「組織」という概念があまりなかったような気がする。
初期のBWにはアットホームで楽しく仕事ができて、
みんなが自分の好きなようにできればそれが一番なのだというような
考えがあったと思う。
でもある程度の規模まではそれが通用しても、
どこかのタイミングでケジメが必要となる。
つまり会社としてのルールが必要となってくるのだ。

会社は生きていて、成長するものであり、
素直な時もあれば、グレて暴れまくる時もある。
あるいは病気になる時もある。
常に人に置きかえて考えることが、
的を得ている。この考え方は大事なことなんだと今は思う。
この事態を収拾している時は、こんなことを考える余裕など当然なく、
自分が自分であり続けるために、
必死で踏ん張るしかなかった。
こういう問題を一つ一つ頭を抱えながらクリアーしていって、
今日でも存続しているからこそ、
「あの時は・・・」と語れるのだとしみじみ思う。

今日のことも、「あの時は・・・」と未来の僕に語ってもらえるように、
今の僕はがんばります。

「あの時」契約で残ってくれた女性スタッフは、
正社員となり、その後の混乱を僕と一緒に背負って頑張ってくれました。
彼女は社内結婚をして既に退職はしていますが、
旦那さんの方はもちろん今でもBWでがんばっています。
「かわいい奥さん」をもらってからというもの、
旦那さんは夜の飲み会も減らし、日々仕事に全身全霊を打ち込み、
仕事が終わればもちろん猛スピードで家に・・・帰っているはず・・・です。

ここに幸あり!